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第69回 審査員紹介

【日本画部門】
小林 路子
新潟県美術家連盟 常務理事
久しぶりに柏崎市展の審査に伺わせていただきました。風景、人物、花等身近なテーマを心を込めて描いてある作品22点に出会いました。
岩絵の具、水干絵の具、胡粉、墨と日本画の材料を試行錯誤しながら描いた作品の中から受賞作を選びました。
感動したものをスケッチを重ね、足したり省いたり構図を決め自分の色彩で絵作りしましょう。

【洋画部門】
渡辺 陽子
光風会 会員
昨年に続き洋画部門の審査をさせて頂きました。どの作品からも作者の息づかいが感じられ、その思いと向き合いながらの審査となりました。受賞作以外にもすばらしい作品が多く、皆様の日頃の取り組みに敬意を表します。
絵を描くという一連の行為の中では新鮮な感動を得たらそれを素直に表現する事、そして継続させてゆく事が大切だと思います。また、その人にしかないテーマや色彩で自己を率直に表現する工夫も必要です。「新鮮な感動」を得るために日頃から「アンテナ」を張ってささやかな事にも目を向けていきましょう。
今回の審査を通して多くの作品に触れる事ができ感謝すると共にこれからの作品制作に期待しております。

【彫刻・工芸部門】
横山 秀樹
美術評論家
昨年より出品点数が減り残念であったが、工芸は様々な分野からの作品がそろった。
全体的に力作ぞろいで、作品一点ごとに変化がみられ、楽しく審査をすることができた。
彫刻部門も工芸部門の両方に言えることであるが、作品制作に力を入れるのは当然なのだが、作品の題名にも注意を払って欲しい。題名も作品の一部であると考えるとよいと思う。
特に、「ちぎり絵」は完成度の高い作品が多く、作品にむきあって制作している作者の姿勢が伺われる。
出品者の年齢も中学生から九十代前半までと幅が広く、それぞれの顔が見えるような作品もある。
全体的に見ると作品のレベルが高く、賞に該当しなかった人で賞候補の人も何人かいたので、次年度の作品に期待したい。本年度受賞した人も新たな気持ちで取り組み出品して欲しい。

【書道部門】
青柳 越山
読売書法会理事、県展無鑑査
今年初めて書道部門を審査させていただきました。書道部門の出品数は30点以上あり、少数ながらも気持ちのこもったもの、鍛錬が見受けられるものが多くありました。篆書、隷書、行書、草書、仮名、漢字仮名交じりの書など幅広い種類の作風を各々の個性や努力で制作していて楽しく審査させていただきました。
書の面白さや良さは線質や墨の濃淡潤渇、文字の配置、作品の構成など各自の好きな要素を作品に込めてまとめた結果だと思います。
観る方がいて作品は完結します。観覧者の方々も「面白い線だな」「面白い形だな」と楽しんでご覧になってみてください。出品者の皆様は他部門や他の書作品にあって自分に無いものを吸収してさらに研鑽してみて下さい。今回受賞や出品出来なかった方もぜひ来年も修行や発表の場と思って出品して市展を盛り上げていってください。

【写真部門】
中條 均紀
県展役員、県展無鑑査
初めて、柏崎市美術展覧会の審査をさせて頂きました。
応募作品は風景やスナップなど様々なジャンルから力作が寄せられました。様々なジャンルの作品を審査し順位をつけることは、大変難しいことですが、次の点を意識して審査させていただきました。
「何を見せたいのか」が明確になっているかどうか。何に感動したのか、どこが面白いと思ったのかを意識した作品に仕上っているかどうか。狙いが中途半端で散漫な印象になっているものや、狙いから外れた表現では、たくさんの応募作品に埋もれてしまいます。それには「できるだけシンプルなフレーミングを心掛けること」「一瞬の輝きを逃さないこと」「光を読むこと」が必要です。更に作品の最終形であるプリントの完成度も重要です。
今回、作者の意図を想像しながら楽しく審査をさせていただきました。
来年は第70回の節目です。もっと大勢の方から「思いの伝わる作品」の応募を期待したいと思います。
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