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第67回 審査員紹介

日本画審査員「森 喜代子」_edited.jpg

【日本画部門】

森 喜代子

新潟県美術家連盟 参事

 第67回柏崎市美術展覧会に審査を仰せつかり光栄に存じます。山々が少し色づきはじめ頬をなでる風にも秋の気配を感じます。人物、風景、静物、水墨画と主題もバラエティーに富み、色んな人が自由な発想で描いていることがうかがえ、心豊かな気持ちになりました。
 選の基準は写生をもとに対象をしっかり捉えた上で気持ちを表現しているかに置き判断させていただきました。
 どの作品も見応えがあり、力作がそろっておりました。どうぞ御地の美術文化発展と皆々様の益々のご精進を心から祈念いたします。

洋画審査員「長谷川 清晴」_edited_edited.jpg

【洋画部門】

長谷川 清晴

一陽会 会員

 昨年に引き続き、この伝統ある柏崎市展の審査をさせて頂きましたことに心よりお礼申し上げます。それでは、なぜ絵を描くのか、何を表現したいのか、自分がこの一筋につながる以外に生きようがないと思う人たちの作品のみが、生命をもって同時代の人たちの心をうつ。おそらく一筋の道を生きようとするかどうかが、造形作家となれるかどうかの分かれ道であろう。時として気持ちが溢れて技術と表現力が不足する作品があり、それらは選外になることも多いが、来年や再来年を期待してほしい。

彫刻・工芸審査員「眞島 美代子」_edited.jpg

【彫刻・工芸部門】

眞島 美代子

日展 会友

 昨年に続き審査をさせていただきました。全体的に表現を楽しんでいると感じる作品が多く、作品からどんなメッセージやイメージを想像させるかという点を基本に審査いたしました。
 その素材だからこそできる表現で、自分の思いを技法と組み合わせて生かしていく事が大事だと思います。
 今後も枠にとらわれない自由な発想でイメージ性の高い造形作品に期待したいところであります。

書道審査員「伊藤 路可」_edited.jpg

【書道部門】

伊藤 路可

新潟県書道協会 理事

 今回、初めて柏崎市展の審査をさせていただきました。
 出展作品は意欲的でバラエティーに富み、又中高生の力作もあり楽しい審査になりました。審査の基準は文字を正しくかけているか、気持ちだけが先行して線が弱くなっていないか、それと構成が良いかに重点をおきました。入賞の数に限りがある為、僅差で残念な結果になった作品もあり、又来年に向けて努力してください。
 昨今、書道愛好家が減少して寂しい感がありますが、2026年にはユネスコ無形文化遺産登録の審議がされるようです。筆・墨を使って書く日本の伝統文化が世界に発信される訳です。是非共多くの人々に関心を持ってもらい理解され、次世代にしっかりと伝承されることを期待しています。

写真審査員「岡村 国次」_edited_edited.jpg

【写真部門】

岡村 國次

県展委員

 初めて柏崎市展の審査をさせていただきました。105点と多くの作品には自然風景、動植物、人物など幅広い被写体に取り組まれ、地域性までも含まれた素敵な写真が多数有りました。
 審査では画面から“表現したいこと”が観る人に“伝わる力”の滲み出てくる作品を楽しみにしていました。
 写真には撮影に至るまでの過程も見え隠れします。シャッターを押すだけで写りますが、同時に撮影者の気持ちも入り込みます。季節や天候、光、被写体の気持ち、使用レンズとカメラの使い方など求めたい作品のために挑戦しましょう。
 若い方の応募もあり写真に取り組む活動が柏崎市展の発展につながることは嬉しいです。
 生活の今を作者の眼で切り取り、多くの方が写真をもっと楽しんで欲しいと思います。

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